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2022.10.14

『素材の美しさ』を大切にする ame が、コーセーと『アップサイクルなものづくり』に挑戦。

表舞台に立たないまま役目を終えたメイクアップ化粧品が、プラスチック容器のリサイクルブランド『ame』と出会い、世界に一つだけの、美しいハンドメイド・プロダクトへ生まれ変わりました。
本多プラス株式会社(本社:愛知県新城市、代表取締役社長 本多孝充)が展開するオリジナルブランド「ame:アメ」は、株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林一俊)とお互いの社内で発生する不要資材を組み合わせたアップサイクルな新しいプロダクトの製作に挑戦しました。

【 二つの『廃材』】
プラスチック製品の製造過程において、廃プラ(廃棄プラスチック)は不可避的に発生してしまいます。
本多プラスは、2008年からその廃プラならではの美しさを見出し、廃プラを再利用したアート活動を行って参りました。そして、その深い輝きを新たなプロダクトへ昇華させる方法を、長年にわたり模索し続けてきました。

また、本多プラスの顧客であるコーセーも、研究所における製品開発や品質管理の過程で発生する役目を終えた化粧品バルク(中身)の新たな活用方法を模索していました。

【 商品事例 】
今回、ameとコーセー、両社内で発生した不要資材が組み合わさり、プラスチックの透き通ったが輝きと化粧品素材の美しいカラーリングを持ったマグネットが生まれました。書類を留めたり、小さなアイテムを引っ掛けたりするのに便利な少し大きめのサイズです。マグネットはその役割から目立つ場所に使われることが多くあります。日頃、目に留まる場所に樹脂の輝きと化粧品の彩りを届けたいという思いが込められています。

肌を美しく彩るメイクアップアイテムの発色や質感は、ameがこれまで取り扱ってきた樹脂用の着色材とは異次元の表情を持っていました。溶けた樹脂がバルクを包み込み、美しい配色が透明な樹脂の中に現れました。

コラボレーションに際し、いかに化粧品ならではの美しい色彩を自然なままの状態で高温のリサイクル樹脂に包み込むか、またそれを透明な状態のまま固めるか、この2つが焦点でした。本多プラスのブローラボにて試作を半年間繰り返し、適正な樹脂の温度管理や成形条件を作り出し、このアップサイクルな美しいマグネットが完成しました。

ameはリサイクルプラスチックを用いながら、ハンドメイドによるものづくりを特徴とし、同じ形の作品は一つとしてありません。また、コーセーも多様な色や質感のメイクアップアイテムを展開し、一人ひとりに合わせたパーソナルな提案を行っています。

廃棄プラスチックと役目を終えた化粧品、出会わなかったら全く違う運命をたどっていたであろう二つの廃材が、見事に再生された喜びの姿を是非お楽しみください。今後も、様々なプロダクトへのアップサイクルに挑戦していきます。

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